【GPレポート】3月20日 全関東学生自動車運転競技選手権大会

ちは!早稲田大学自動車部4年の石津です。

今回は、先日開催された全関東学生自動車運転競技選手権大会(通称:全関フィギュア)のGPレポートを掲載します。

【男子団体】

優勝       :慶應義塾大学(350点)

準優勝    :早稲田大学(320点)

3位       :中央大学(290点)

【男子個人】

乗用A・安達 悠人(社4)             :5位(総減点94)

乗用B・吉田 太郎(人3)             :優勝(総減点44)

貨物A・宮崎 巧郎(法3)             :2位(総減点40)

貨物B・大矢根 洋(文4)             :2位(総減点25)

乗用新人・藤井 光太(商2)         :2位(総減点88)

貨物新人・園田 陽大(基理3)     :優勝(総減点44)

2024年3月20日、神奈川県綾瀬市にて2024年度全関東学生自動車運転競技選手権大会(通称:全関フィギュア)が開催されました。

例年とは異なる会場での開催ということもあり、オープン格式ではあるものの一種の不安感のある中での大会を迎えました。

1カ月前にコース図と試合車輛が公開され、各大学が本番までに練習を重ねます。日頃の練習の成果、新体制の層の厚さが測られる大会となります。しかし、乗用では初の新型MAZDA2が試合車輛に指定され、早稲田は新型の確保に難航し、新型での練習を行う事が出来ないまま本番となってしまいました。

乗用/貨物 A/女子コース

乗用/貨物 B/新人コース

本大会は、弊部OBの金子 楓OB(全日本学生自動車連盟関東支部理事)が作成されました。

早稲田の1番手の出走は乗用Bコースの吉田(人3)です。昨年度の全日本フィギュアにも出場し、一番槍として良い走りが期待されます。緊張の出走前、前走者の走りを観察し、ギリギリまで新型の特性を探ります。直前の中央が接脱ペナルティを重ねる中、左フロントの接1のみで走りを終えます。「想定よりブレーキの感触が悪かった」と、車輛特性に苦労しながらも堅実な走りでクラス優勝に輝きました。

目視で右フロントを確認する吉田 太郎(人3)

次の出走は貨物Aコースの宮崎(法3)です。選手選考で1位に輝き、Aコースを走ります。大会当日の貨物車輛が直前の練習で使用していた車輛とミラー特性が同じで、好条件での走行となりました。生タイムでは3分29秒と全体トップを記録するも接1に泣き、全体2位となりました。

ミラーで右後方を確認する宮崎 巧郎(法3)

早稲田第3走者は貨物Bコースの大矢根(文4)です。昨年の全関東フィギュアで優勝を果たしている大矢根。今大会も入念な練習を重ね大会に臨みました。生タイムでは3分30秒と圧倒的な速さを見せましたが、接1で全体2位となりました。「練習でもやったことのないペナルティだった。」と悔いの残る結果となりました。

車窓で車体位置を確認する大矢根 洋(文4)

最終出走は乗用Aコースの安達(社4)です。フィギュアは1年の全日本フィギュア以来の出場となりました。練習では圧倒的な速さを見せていましたが、吉田と同じく新型の特性に苦労し、5位に終わりました。

右フロントタイヤを目視する安達 悠人(社4)

午前の走行が終わり、午後は新人の部となります。午前の結果を踏まえ暫定で早稲田は2位となりました。

新人の部では快勝し、層の厚さを他大にアピールしたいところです。

1時間の午後慣熟を挟み、オープンの部、乗用を走るのは藤井(商2)。オープンの部全体でも1番手の出走となりました。新人の部は2、3年が出場できる中、2年の藤井が優勝できるのか、上級生は固唾を飲んで応援します。

練習通りとはいかない中、落ち着いた走りで4分25秒 接1と全体2位となる好成績を残しました。

真剣な表情でステアリングを回す藤井 光太(商2)

最後に走るのはオープンの部貨物、園田(基理3)です。早稲田全体での最終出走となります。下級生を熱心に教える一方、自身の運転においては「フィギュアは3競技で最も不得意」と語る園田。部員全員が驚くほど安定した走りで、新人の部優勝を飾りました。来年の早稲田貨物フィギュア陣を引っ張っていく存在になることでしょう。

前:ミラーで右後輪を確認する園田 陽大(基理3)

後:同乗審判を務めた近藤 怜(2023年度卒OB)

最終結果は以下の通りとなります。

【男子団体】

優勝       :慶應義塾大学(350点)

準優勝    :早稲田大学(320点)

3位       :中央大学(290点)

【男子個人】

乗用A・安達 悠人(社4)             :5位(総減点94)

乗用B・吉田 太郎(人3)             :優勝(総減点44)

貨物A・宮崎 巧郎(法3)             :準優勝(総減点40)

貨物B・大矢根 洋(文4)             :準優勝(総減点25)

乗用新人・藤井 光太(商2)         :準優勝(総減点88)

貨物新人・園田 陽大(基理3)     :優勝(総減点44)

今年の行方を占う大会でしたが、選手それぞれに課題と伸びシロが見えた結果となりました。一方で、新人の部では園田が優勝、藤井が準優勝と11月に開催される全日本フィギュアでは選手選考に食い込んでくるだろう、と希望が持てる結果となりました。

5月にはジムカーナ、6月にはダートトライアルと続き、全関東総合杯が決定します。OB・OGの皆様、日頃よりご支援頂いておりますスポンサーの皆様、応援頂いております皆様に深く感謝申し上げます。引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。