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【GPレポート】関東学生記念ジムカーナ大会

 12月19日、ツインリンクもてぎ北ショートコースにて、関東学生ジムカーナ記念大会が開催されました。
 既報の通り、今年度は新型コロナウイルスの影響で学連主催のスピード競技は全て中止という事になってしまいました。しかし、自動車部OBOGの有志の皆様が今大会を企画してくださり、多くの人々のご支援の下、この『関東学生ジムカーナ記念大会』が開催されることとなりました。感染症対策としてパドック内に入場できる部員数が制限されるなどいくつかの制約は存在するものの、今年残された唯一のスピード競技の大会、4年生にとっての有終の美を飾るべく、早稲田は必勝態勢で臨みました。

今大会に向けカラーリングを一新したインテグラ

 迎えた大会当日、12月19日は快晴。会場となるツインリンクもてぎの北ショートコース上空は、雲一つない青空に包まれました。しかし、今は真冬の12月。路面温度はもちろん、気温も上がらず、グリップの低下が懸念されます。会場こそもてぎですが、参加校としては全関東戦でおなじみの面々が揃い、ほぼ全関ジムカーナと変わりない雰囲気です。

久しぶりに味わう大会の雰囲気の中、まずは第一走者の藤岡がスタートします。
路面温度の低さを警戒して慎重になりつつも、第一走者トップの1:16.425をマークします。

女子の部には、3年の大沼がエントリー。
全日フィギュアを制し波に乗る大沼は、ここでも男子顔負けの走りを披露し1:19.666という好タイムを刻みます。

一本目から独走状態の大沼

続いて、オープン(賞典対象外)として参加の2年最上が出走。
ここで最上は1:15.927と、藤岡を上回る記録を残してきました。
この時点で最上は、オープンながら全体でトップタイムになるという、ちょっとした珍事を起こしています。

第二走者の綠川は、4年生として最後の大会に臨みます。
得意のコースジムカーナで1:14.229という最速タイムを叩き出しますが、最終シケインでまさかの脱輪判定。
ペナルティによるタイム加算で、全体ベストタイムも幻となります。

コースを果敢に攻める綠川

早稲田の第三走者はエース・鷹尾。
今年の無念を全てぶつける執念の走りで堂々のトップタイムをマーク、1:14.520で帰ってきました。

午前終了時点で早稲田は男子団体1位。
鷹尾、大沼がそれぞれ個人トップタイムと、上位を独占した状態で折り返しを迎えます。

迎えた午後の出走。最上には負けたくないという第一走者藤岡。
路面温度も上がり果敢に攻めますが、最後のS字区間で姿勢を乱してしまいます。
マシンコントロールを失いかけるも何とかコース上にクルマを繋ぎ留めそのままゴール。
しかし、この時に痛恨のパイロンタッチを喫してしまい万事休す。
1:14.836を記録するも、午前のタイムが採用され個人8番手という結果に終わります。

第一走者としての役目を果たした藤岡は個人8番手

藤岡からドライバーチェンジを行い、女子の部の大沼がインテグラをドライブします。
1本目の時点で女子の部独走状態となっている大沼、ここでも攻める手を休めることなく100分の3秒のタイムアップ。
1:19.631を記録し、2番手以下を大きく引き離します。

続いて出走するのは、オープン枠の2年最上。
午前のタイムに不満があると語る最上ですが、2本目で1:13.624をマーク。
この時点で13秒台を記録しているのはデモランナーを除けば最上のみ。
オープンどころか、男子個人にエントリーしたどの選手よりも速いタイムに、会場がどよめきます。

1本目のペナルティを何とか挽回したい綠川が、第二走者として現役最後の出走に向かいます。
2本目で必ずタイムを残さねばならない状況に、どこか昨年度の全日ジムカーナを彷彿とさせたという綠川。
午前と変わらぬ鋭い走りを見せますが、最後のシケインで姿勢を乱し僅かにタイムを失います。
午前よりタイムダウンして1:14.586となりますが、結果的には4位入賞を果たします。

出走に臨む主将・鷹尾

早稲田勢の最後を飾るのは主将、鷹尾。
午前トップで折り返した鷹尾ですが、この時点で最上のみならず他大選手にも逆転を許し2番手に後退していました。(最上はオープンなので順位が付きません。)
しかし、この日の鷹尾は疑いようがなく『エース』でした。
日頃より有終の美を飾ると宣言していた鷹尾、1:13.191という全体ベストを叩き出し、個人順位を再度逆転。
主将としての意地を見せつけると共に、自ら花道を飾る結果となりました。

公式結果は以下の通りとなります。

【男子団体】
優勝:早稲田大学

【男子個人】
優勝:鷹尾一成(4年・1:13.191)
4位:綠川壹丸(4年・1:14.586)
8位:藤岡慶(3年・1:16.425)

オープン:最上佳樹(2年・1:13.624)

【女子個人】
優勝:大沼すず音(3年・1:19.631)

男子個人優勝の鷹尾と、4位入賞の綠川

大変難しい1年となってしまった2020年ですが、優勝という最高の形で締めくくることができました。
全日総合杯を争う上で、流れや気持ちの面で非常に重要な1戦となったかと思います。

この場をお借りしまして、日頃よりご指導いただいているOB・OGの皆様、ご支援いただいているスポンサーの皆様、そして応援してくださっているすべての皆様に、深く感謝申し上げます。
また、厳しい状況の中、大会を運営することにご尽力してくださったすべての関係者の皆様にも、深く感謝申し上げます。
皆さま、誠にありがとうございました。

引き続き、自動車部へのご指導、ご鞭撻、ご声援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。