12月1日 早慶対抗ジムカーナ選手権大会(慶應義塾大学日吉キャンパス)

12月1日、慶應義塾大学日吉キャンパス自動車部練習場において早慶対抗ジムカーナ選手権大会が開催されました。

朝から天気にも恵まれ、また気温も比較的高く過ごしやすい一日でした。
 
朝の慣熟歩行の最中に安全を守るためのコース変更がありましたが、各選手冷静にしっかりと慣熟することができたと思います。
 
得点は、各学年のトップタイム(午前、午後二本のタイムすべての中でのトップタイム)を足したものです。4学年分でタイムの合計が短かった大学が優勝という方式で決めました。
 
はじめに、早稲田大学の西野OBによる、デモランがありました。各選手は走りをしっかりと見てイメージトレーニングができたかと思います。車輌はZN6トヨタ86で、タイムは0’50’962でした。
 
出走前の様子です。早慶両校、NCP10ヴィッツの同モデルで、イコールコンディションの下開催されます。1リッターであるため、一年生にとっても扱いやすく、一方でタイム差が出にくいため腕が試されます。
 
まずは4年生の出走です。
総合5位でした平川選手は、午前中に早慶4年生中のトップタイムである0’52’871をマーク。正確な走りで、慶應義塾に対してリードを生みました。
 
続きまして3年生の出走です。
他選手のミスコースが多くありましたが、プレッシャーに負けず川上選手が早慶3年生中トップタイムの0′53’594をマークしました。
慶應義塾大学の3年生のトップタイムを2秒近くリードし、良い流れを作ります。
 
そして2年生の出走です。
良い流れを引き継ぎ、鷹尾選手が午前の全学年中トップタイムの0’52’255をマークしました。慶應義塾の2年生のトップタイムとは、2秒以上の差をつけました。
 
最後に1年生の出走です。
一年生にとっては初めてのジムカーナ大会であり、プレッシャーも相当なものであったと思います。その中で、愼選手が0’59’105をマーク。確実にタイムを刻みます。また、藤岡選手は午前の一年生の中でのトップタイムである0′56’435をマークします。しかし、惜しくもパイロンタッチを一回してしまい、結果は+5秒の1′01’435となりました。結果的に、午前の一年生のトップタイムは慶應義塾大学の坂田選手の0′58’320でした。
試合車輛走行中の様子です。タイム計測は全日本学生自動車連盟からお借りした、光電管を用いて行いました。
 
一時間の休憩と慣熟を挟み、午後の出走が開始しました。同じコースでの、二本目の出走という形になります。
 
午前と同じく、4年生の出走からスタートです。
午前トップタイムの平川選手は、午前を上回るタイムである0′52’586をマークします。しかし、ゴールで指定位置までに止まりきれず、ゴールペナルティーを受けてしまいます。一方、藤谷選手は午前のタイムを3秒以上上回る0’51’939をマーク。4年間の集大成の走りで慶應義塾を圧倒するとともに、今大会トップタイムを記録しました。
 
3年生においても、午前中の3年生最速であった川上選手がさらにタイムを伸ばし、トップタイムの0’51’960をマーク。慶應義塾も各選手タイムアップを果たしましたが、このタイムには追いつけませんでした。また、城越選手は0′56’525をマーク。女子最速タイムを記録しました。
 
2年生は、午前トップタイムの鷹尾選手は0’53’189と、タイムダウンになってしまいます。しかし、慶應義塾の2年生の各選手は結果的に鷹尾選手の午前、午後のタイムどちらにも追いつくことはありませんでした。結果的に、午後も鷹尾選手のタイムがトップタイムとなりました。
 
1年生は、期待のかかる最終出走であった藤岡選手が、トップタイムの0’54’775をマーク。1年生とは思えないタイムを記録し、早稲田の優勝に貢献しました。
 
表彰式の様子です。プレゼンターは村山OBに務めていただきました。優勝した藤谷選手の表彰です。
 
閉会式、表彰式終了後は早慶伝統のエール交換を行いました。両校共に多くのエーラーに来ていただき、大迫力のエール交換となりました。
早慶両校によるエール交換の様子です。応援部の皆さま、ありがとうございました。
 
早慶戦は昨年久々に再開となってから2回目となりました。慶應義塾の練習場での開催と、アウェーであり練習量という観点からも不利な大会とはなりました
 
しかし、その中でも早稲田が勝利を収めたのは早稲田のチーム力と、確実な練習を物語るものとなりました。早慶戦での早稲田の勝利は何年ぶりであるかは、はっきりとしたデータはありませんでしたが、久々であり大変めでたいものであることは確かです。
 
この勝利に甘んじることなく、来年度も確実に練習を重ね、全日本総合杯取得を目標に邁進していく所存であります。
 
最後にはなりましたが、早慶戦に来ていただいたOBOGの皆様、応援してくださったすべてのOBOGの皆様、各校オフィシャルの皆様、会場を提供してくださった慶應義塾大学様に感謝いたします。ありがとうございました。
多くの賞状と共に、皆でガッツポーズで大会を締め括りました。
 
早慶戦の結果です。
 
団体の部
優勝 早稲田大学 (各学年のトップタイム合計 3’30’929)
準優勝 慶應義塾大学 (各学年のトップタイム合計 3’36’233)
 
個人の部
優勝 早稲田大学 藤谷 航 (0’51’939)
準優勝 早稲田大学 川上 優 (0’51’960)
第3位 早稲田大学 鷹尾 一成 (0’52’255)
第4位 慶應義塾大学 馬場 悠太朗 (0’52’350)
第5位 早稲田大学 平川 慶一 (0’52’586)
 
女子個人の部
優勝 早稲田大学 城越 明日香 (0:56’525)
 
新人の部
2年 優勝 早稲田大学 鷹尾 一成
1年 優勝 早稲田大学 藤岡 慶
 
以上です。それでは、失礼します。