ちは!早稲田大学自動車部3年の宮崎です。
今回は先月末に福島県にあるエビスサーキット西コースで開催された、Formura Gymkhana(フォーミュラ ジムカーナ)に参戦してまいりましたので、現地での様子をお届けします。

Formura Gymkhanaは「学生のための新しいジムカーナ」を掲げ、同一コンディションの車輛でドライバーの腕を競うことを目的に開催されているイベントです。そのため各参加校はワンメイク車輛で戦うことになります。またトヨタガズーレーシングや日産自動車、ブリヂストン、クスコなど、自動車好きなら誰もが知る企業が多くスポンサードしているのも今大会の特徴の一つです。学生モータースポーツの振興と、自動車好きの学生と自動車関連企業の出会いの場としての側面も持っているということになります。
今回用意された競技車はトヨタ・ヴィッツGRMN(NCP131)です。小柄なボディにスーパーチャージャーを詰め込み、そのパワーはなんと212馬力!普段我々が試合で使用するインテグラが200馬力なので、普段よりもさらにハイパワーなマシンを操ることになります。しかも年式が新しいこともあって、より一層緊張します。
大会を共にする相棒は、個体差を鑑みて公平性を担保するため、ずらっと並んだ車輛の中から抽選で決定されます。大集合するヴィッツはかわいい。

大会は前日練習会と本番の二日間にかけて開催されます。前日に用意された二時間半の練習時間を経て本番を迎える、というのが簡単な流れです。この間タイヤを交換することはできず、また燃料を給油することもできません。日頃の学連戦とは違い、同一コンディションの中で如何に戦うかが肝心です。

前日練習会が終了したら、オーガナイザー様に用意していただいた宿で休憩を取ります。部の遠征では旅館で素泊まりすることが多いため、一泊二食付きのホテルに後輩も大喜びです。
そして迎えた本番当日。
メンバーは3年宮崎、2年岡田、同じく2年関根のフレッシュなメンバーで挑みます。メカニックは頼れる3年園田です。初めての車輛に苦戦しつつ、2年のふたりは初めての大会形式でのジムカーナに苦戦しつつもなんとか全員有効なタイムを残すことができました。

最終的な順位は6位でフィニッシュ。常勝早稲田を掲げる弊部としては全日本大会に進むことができず悔しい思いをすることとなりました。しかしながら後輩にはとても良い刺激となったようで、試合後は目を輝かせて競技について話しており、ジムカーナの楽しさを体感するとても良い機会になったと感じております。
来年度は全日本戦出場、果てはFormura Gymkhana完全制覇を目指し本格的に参戦を目指していきたいと思います。
以上でFormura Gymkhana参戦レポートとさせていただきます。