2月26日 ダートトライアル選手選考

ちは!早稲田大学自動車部3年の安達です。

まだ寒さの残る中、オートランド千葉にて2023年度のダートトライアル選手選考を行いました。見返すと去年度のD選考の記事も自分が担当だったみたいです、月日の流れは早いものですね。

今年は2年生から4年生までの7人が参加し、経験者も初心者も入り乱れての層が厚い選考となりました。

疾走する2年宮崎。期待の新人です。

自動車部御用達の丸和とは違い、狭い道幅で見通しが悪くアップダウンの連続する千葉は恐怖との戦いです。朝の慣熟歩行時点では轍が残ったまま路面が凍結していたのも今回の選考における大きなトピック。均された地面と同じようには走れないという特殊な条件が、選手候補たちにゆさぶりをかけます。うねった地面をいかに味方につけるか、全員が思い思いにライン取りを考えながらコースを歩きます。慣れないコンディションに戸惑いながらも自身の限界まで攻め込み、三枠しかない選手を勝ち取るため全力で駆け抜けます。

3年平石の車載より。木々の生い茂るコースはさながらサファリラリー。

百分の一秒レベルでの接戦を経て、今年度の選手は安達(3年)、大矢根(3年)、宮崎(2年)の三人となりました。経験者である安達と大矢根に加え、並み居る上級生を打ち倒してフレッシュな2年生の宮崎が選手に大抜擢されたのは流石としか言いようがありません。本人の努力をたたえつつ、これからの成長に期待が高まります。

ダートトライアルはこの選考をもって、全日本総合杯男子団体四連覇へ向けた戦いの火ぶたが切って落とされました。さらに今年は全日本戦の開催地が広島・テクニックステージタカタということもあり、より高いレベルが求められます。予断を許さない2023年スピード競技シーズンですが、部員で一丸となり表彰台を目指して邁進してまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。